宮城県仙台市にある就労継続支援B型事業所の工房きまちです。
ご無沙汰しております。皆さんいかがお過ごしでしょうか？
朝晩涼しく（寒く）なり、季節が着実に秋へと進んでいるのを実感しています。
さて、今日は利用を希望される方によく質問される内容を簡単にまとめてお話ししたいと思います。施設選びの際の参考になればと思います。
一つ目は、「平均年齢は何歳くらいですか？」という質問です。弊事業所の利用者の平均年齢は55歳です。年齢層は、20代から70代と幅広いです。平均年齢を見て若い方は通いにくいのではと考える方もいらっしゃると思いますが、必ずしもそうではないと感じております。それはなぜかというと、年上の方が若い方に理解を示し落ち着いて対応してくれたり、豊富な人生経験から色々と物事を教えてくれたりすることで人間関係のトラブルが少ないからです。反対に、年齢が近い方同士のほうがちょっとしたトラブルでぶつかり合うことが多いように感じます。ですので、同年代の友達が欲しい等の目的でなければ、平均年齢から年が離れた若い方でも落ち着いて通いやすいと思います。
2つ目は、「平均工賃はいくらですか？」という質問です。弊事業所の平均工賃は、20日程通って1万円前後です。少ないと思うか、どこの施設もこんなものと思うのか、感じ方は人それぞれとは思いますが、弊事業所としてはとても少ないと感じています。もっとたくさん工賃を支払えたらなぁと思い、工賃をどうにか上げていきたいと奮闘しております。以前紹介したハンドメイド活動もそうですが、新規に業務委託契約を締結した企業様も2社あり、収益アップを目指している最中です。
3つ目は、「人間関係が不安なのですが上手く馴染めますか？」という質問です。これについては、どこの施設に通うにしても一から人間関係を築いていくことになります。そういう意味ではどこに行っても条件は同じです。
しかし、これでは回答にならないので質問された方に伝えているのは、一つは最低でも週3回程度は通所してみることです。これは、以前も活動日記で書いたことがありますが、通所回数が少なすぎると顔や名前もなかなか覚えてもらえず、皆の中に馴染むのにとても時間がかかるからです。
もう一つは、環境に慣れるまでは自分らしさを大切にすることです。お話が好きで自分から積極的に話しかけられる方は馴染むのが早いと思いますが、コミュニケーションが苦手な方にとっては自分から話しかけるのはハードルが高いと感じるでしょう。しかし、最初はそれで良いと思います。
その代わりコツコツと一生懸命仕事をしてみてください。その頑張っている姿を必ず周囲の方が見てくれていますので、自然と自分の存在を周りが認めてくれます。コミュニケーションが苦手でもその自分らしさを大切にしてみてください。馴染むのに時間がかかっても良いわけです。そして環境に慣れたら勇気を出して自分から話しかけてみてください。良い結果が得られると思います。それでも不安という方は、職員が人間関係のサポートをしますのでご安心ください！
今回は良くある質問について説明してみました。参考になるか分かりませんが、よく聞かれる質問なので意外と皆知りたいことや不安なことは同じなのだと思います。
